我們倆的暗號:再見、你好的劇情簡介 · · · · · ·
ビジネスガール青田和子は若くて美しくて聰明なのだ。渡辺半次郎という許婚者がいた。彼が大阪へ転勤して行ってから四年たつ。互いに愛しあっているが、なかなか結婚できない。和子には元歐州航路の船長で今は失職中の父伍介と、高校を出てスチューアデスになった妹の通子がいるからだ。伍介にとって和子は亡妻がわりだし、通子も家事はからきしだめだ。一家は和子なしにはなりたたないのだ。--親友の市毛梅子が大阪から上京してきた。大阪でシニセの料理屋を血のつながらぬ義兄の虎雄とやっている。東京進出を目論見ている商売上手の女だ。彼女なりに結婚は女性の自由と獨立をはばむと考えている。和子は梅子に半次郎に會って結婚を斷ってくれと頼んだ。梅子は半次郎に會う。そのとたん、彼女の固い結婚観は崩れてしまった。彼が好きになったのだ。話を聞いて和子は呆然とした。彼女も好きは好きなのだ。驚いたのはもう一人いた。虎雄である。以前から彼は梅子と結婚して、店のノレンを守ろうと思っていたのだ。和子は會社の出張で大阪へ行き、半次郎に會った。事情を説明する。半次郎は彼女との結婚をあきらめていない。和子は思わず彼の胸に飛びこんだのだが。--通子は近所のクリーニング店の配達係で夜間大學に通う片岡哲が好きだった。しかし典型的な現代青年の彼は和子に好意を抱いていた。彼は大阪での大會社の入社試験に夜間大學のせいで落ち、小さなサンダル會社に就職した。それでも張りきっている。通子は姉を通じて彼に求婚した。半次郎は梅子の強引なモーションで彼女と結婚することになる。和子とのことは、和子の一家の事情を汲んであきらめてしまったのだ。せっかく東京へ転勤できたのに。和子はアメリカへ會社の技術とデザインの勉強へ行くつもりになった。通子と哲が結婚し、父の世話をするだろう。心配はない。この上はわが心を何かに打ちこむほかはないのだ。--出港の日、和子の心も落著いた。見送りに來た半次郎と梅子もけっこう仲が良かった。和子の視界から、父や妹や昔の戀人の顔が遠ざかっていった。